ロレックス / 9KYG デニソンケース 1940年代
ロレックスの腕時計が入荷しています。
究極の実用時計ブランドとして、その名を知らない者も少ないロレックス。オイスター社を買収し、自らの代名詞とも言える防水ケース「オイスターケース」や、独自の自動巻き機構「パーペチュアル」など、革新的な技術開発で確固たる地位を獲得した同社ですが、今回ご紹介する一本は、いわゆるノンオイスターの手巻きモデル。
しかしながら一般的な当時のロレックスとは毛色の異なる表情を持っているのは、イギリスの市場向けに製造されたモデルだからです。
独特のコミカルなフォントデザインを持ったアラビア数字インデックスは、古い英国自動車の計器を思わせる可愛らしい雰囲気。当時イギリスの自動車計器や腕時計で成功したスミス社の製品とも通じるデザインです。9カラットの金無垢ケースは、英国の高品質ケースメーカー《デニソン》社製のいわゆる「デニソンケース」になります。ロレックスの故郷、イギリスのデザインとクラフツマンシップがロレックスの独自の技術と融合することで特別な一本となり得た逸品です。
そしてやはり見逃せないのは搭載しているムーブメント。このCAL.10-1/2Hというキャリバーは、ロレックスで最も高い人気と市場価値を持つ「バブルバック」のベースムーブメントとして知られており、アンティーク・ロレックスの礎を築いた傑作機です。《スーパーバランス》と名付けられた独特の形状のテンプはロレックスが1936年に特許を取得した構造で、テンワを部分的に幅を持たせて直径を長くすることで慣性モーメントを高め、高い精度と安定性を実現しました。ブレゲ巻上げヒゲゼンマイと合わせても、大変なコストがかけられたハイスペック機と言えます。
英国金製品を示すケース内部のホールマークの内容は以下の通りです。
■純度: 9 / .375(9カラット金無垢)
■メーカーズマーク: A.L.D.(アーロン・ラフキン・デニソン)
■アセイ・オフィス: アンカー(バーミンガム)
■デイトレター: Y(1948年)
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