"Stubbornness is greatness"
オイスター・ウォッチ・カンパニーは、1920年代にロレックスが買収・取得したオイスターケースの特許技術を伴って傘下に発表した、いわばロレックスのディフュージョンブランド。ロレックスと同じケースを使用し、ムーブメントはフォンテンメロン(FHF)社のCAL.59を使用するという形式で、カナダ・北米を含めた比較的幅広い市場に展開しました。
金属の塊を削り出すことで生まれる厚手で質実剛健なステンレススチールケースや、独特のねじ込みリューズのシルエットなどは、すでにロレックスを彷彿とさせる王者の風格。シンプルなアラビア全数字インデックス、ブルースチールのバトン針、レイルウェイ・インデックスと、控えめながら英国らしい王道感のある文字盤デザインも、その後のロレックスの腕時計に息づいています。ボーイズサイズながら、確かな存在感を放つ魅力的な逸品。
ムーブメントはフォンテンメロン社のCAL.59を搭載。オイスター社の跡を継ぐ形でリリースされたチュードルでも採用された、名機のひとつ。
オイスター・ケースの重要性は、裏蓋内に刻まれた各国のパテントナンバーも物語っています。また、”OYSTER WATCH CO.”のほか、”R.W.C.LTD(ロレックス・ウォッチ・カンパニーLTD)”の刻印や、ロレックスを頂点とするグループ企業”SAR(ソサエティア・アノニム・ロレックス)”の名が併記されていることから、1940年代前半までそれぞれグループ傘下企業として存在していたことが推測されます。
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