J.W.ベンソン 9金無垢 シーマ製 1962年
英国ロンドンの王室御用達ジュエラーとして知られる〈J.W.ベンソン〉。古くは1840年頃にジェームス・ウィリアムス・ベンソンによって創業された時計メーカーで、宝飾品も並行して取り扱っていました。日本では、戦後復興の立役者でもある実業家・白洲次郎が愛用した時計ブランドとしても有名です。
こちらは9金無垢のゴールドケースを採用したドレッシーな一本。裏蓋に40年間の永年勤続表彰で贈呈されたことを記した刻印を持つ、いわゆるプレゼンテーションウォッチ(アワードウォッチ)です。またこちらの個体は当時セットで贈呈されたと思われる、J.W.ベンソンの純正ボックスが付属する大変貴重なセットとなります。
1962年というミッドセンチュリー後期の製造にして、ミッドセンチュリー盛期の50年代中期を代表する偶数飛びアラビア数字と楔形インデックスを組み合わせた、クラシックかつゴージャスなボリューム感を備える文字盤デザインが秀逸の一言。
かつて時計師としてロンドンに工房を持っていたウォッチメーカーであったJ.W.ベンソンですが、第二次大戦中の爆撃で工場を破壊され、戦後は様々なウォッチメーカーに腕時計の製造を委託することでブランドを継続していました。このモデルではスイスのシーマ(CYMA)社が手掛けた、CAL.484を搭載。1953年から1960年にかけて製造されたモデルで、中間車を採用することで大型のテンプと薄型プロフィールを両立しながら、堅牢性も確保するという設計思想。このレイアウトにより、追加の改造を必要とせず、秒針車をセンター秒またはスモールセコンドのどちらの位置にも配置することが可能です。シーマ独自の耐震装置「シーマフレックス(CYMAFLEX)」が装備されています。
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