アンティーク腕時計専門店|アドヴィンテージ - advintage -



CONCEPT  ITEM  GINZA  JOURNAL  INSTAGRAM  CARE & REPAIR  GUIDE


 TOP > ITEM > ARCHIVES
1 1 


|DIMRA / 3 TONE DIAL, STEPPED "FB" CASE 1930'S


DIMRA / 3 TONE DIAL, STEPPED

ディムラ スリートーンダイヤル 'FB'ステップベゼル 1930年代


スイスに古くから存在した時計メーカー、〈ディミエ・カンパニー(Dimier & Cie.)〉が自社ブランドして名乗っていた〈ディムラ〉の珍しい腕時計がこちら。

文字盤デザインは極めてグラフィカル。見る角度を変えるごとに、さまざまな部分のトーンが目まぐるしく変化し、実に興味深い体験をすることができる唯一無二のデザインです。何が起こっているかというと、まず第一にアラビア数字インデックスのエリア、そして第二にその他のエリア、第三に12、3、9のアラビア数字インデックスとレイルウェイ上の5分毎のマスが、それぞれ異なる3種類のトーンに仕上げてあるため、スリートーンと呼んでいます。特に一つ目と三つ目が同じに見えますが、実は三つ目の方がより濃く見えるように仕上げているのがこの文字盤の芸の細かいところ。

ユニークダイヤルというべき文字盤デザインではあるものの、アール・デコのデザイン性に極めて忠実なセクターダイヤルの傾向を押さえているもので、なおかつ2トーン、3トーンという文字盤のトーンの切り替えも単なる装飾ではなく視認性という機能に資するデザインといえます。

ケースは昨今急激にその認知度を上げている〈フランソワ・ボーゲル〉製で、二重蓋構造のスクリューバック式防水ケース。同社が手掛けるケースでは極めて希少なステップベゼルを採用し、小振りながら格別の存在感を放っています。

搭載するムーブメントは、質実剛健なマニュファクチュールとして知られる〈レヴュー〉社のCAL.57。自社で腕時計も製造していたレビューですが、当時自社以外にこうしたジュエラーなどのリテイラー向けに腕時計を別注製造することもしばしばありました。こちらは地板とブリッジがすべて琉金仕上げというクラシカルで手の込んだ仕上げが施された逸品。



品   番  ES1383
メーカー名  DIMRA
モ デ ル 名  スリートーンダイヤル
製 造 年 代  1930年代
製 造 国  スイス
ケース直径  28.5mm(リューズ含まず)
ラ グ 幅  16mm(固定式)
ケース材質  SS(F.ボーゲル社製)
ケース仕様  スクリューバック(防水)
キャリバー  REVUE CAL.57
ベ ル ト  "anonym" (BRIDLE / BRITISH GREEN)
保 証 期 間  12ヶ月間【オーバーホール後のお渡し】

-BRAND HISTORY-

〈ディミエ〉社は19世紀初頭、ジャン・アントワーヌ・ディミエ(1795-1863)によってジュネーブに設立され、主に美しいエナメル装飾の懐中時計で当時その名を馳せました。当初は主に中国市場を中心としていましたが、中国におけるいわゆる国共内戦の勃発によって市場の変更を余儀なくされ、その後1868年にDimier Brothers & Companyのとして英国ロンドンに法人を開設し、1937年まで経営が続いていたとされています。特に20世紀初頭、懐中時計を腕時計として使うためにベルトを取り付けるワイヤーラグの特許をスイスとイギリスで取得したことで知られています。
ヴィンテージ 雑貨
[ 販 売 価 格 ]  SOLD


>>>


カートを見る to cart



CONTACT|PLIVACY POLICY|LEGAL|SITE MAP|RSS|ATOM
Copyright© 2013-2024. advintage. All Rights Reserved.