知る人ぞ知るスイスの時計メーカー〈ウエスト・エンド・ウォッチカンパニー〉。同社の腕時計は主に英国領インド政府におけるシヴィルサーヴァント、つまり公務員向けに支給されていたことで知られています。こちらは言わずと知れた名門〈ロンジン〉が製造を手掛けた、いわゆるダブルネームの腕時計。 ウエストエンド社の腕時計はミリタリーユースも考慮した防水性・防塵性の高い堅牢なツーピースケースが採用されており、こちらは防水ウォッチケース製造の大家〈フランソワ・ボーゲル〉のFBケースで、こちらは希少な30mm超のミッドサイズモデル。フランソワ・ボーゲルといえばパテック・フィリップにウォッチケースを供給しており、この堅牢なスクリューバックケースの質実剛健な作りと美しいフォルムは、まさにパテック・フィリップのそれ。 宝玉を意味する「ビジュー」の名の通り、文字盤デザインも全体的に上品で落ち着いたハンサムなスタイルに仕上がっています。控えめなアラビア数字とバーインデックス、レイルウェイ・インデックスといったクラシックなアール・デコスタイルに加え、細身で先端を鋭くシェイプされた美しいブルースチールのバトン針は、力強くも気品漂う見事なデザイン。一方でケースはスクリューバックとパリス管ラグ、内部はムーブメントを包むショックアブゾーバーを装備する堅牢設計です。高貴なルックスに頑丈なボディが備わった魅力的な一本。 ムーブメントはコンパクトで美しいオールドロンジンの傑作機、CAL.10.68Z(CAL.10L)を搭載。第二次世界大戦中の軍用時計にも採用され、その実力と完成度の高さは折り紙付きで、耐震装置には受け石を爪で覆う特徴的なスタイルで知られる「ショックレジスト」を装備しているほか、青焼きされたブルースチールの美しいビスが印象的。 着用するベルトは、当店オリジナルの〈アノニム〉。手揉み加工を施したイタリアンシュリンクレザーを素材に使用しています。オイルをたっぷりと含んでいるためしなやかでしっとりとした質感があり、使い込むうちに味わいのある風合いとなります。 »"anonym" OPEN-END LEATHER BELT (ITALIAN SHRINK / GRAY)
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