1950年代に製造された〈グラント〉の腕時計。12時下に曜日・月の表示窓、そして文字盤外周に1から31の数字で記された日にちを赤い矢印の針で指し示すという、3種のカレンダーを搭載したトリプルカレンダー・ポインターデイトです。 文字盤に数字が横溢し、様々な役割を持つ針が情報を整理する、複雑系時計ならではの機械的魅力もさることながら、使用感がほとんど見られないミントコンディションという奇跡的な状態を保っている点も特筆に値する逸品。オーソドックスなラウンドシェイプにパウダー仕上げのホワイトダイヤル、ゴールドのアラビア数字と針類という上品なカラーリングに加え、デイトポインターと日にちのレッドが差し色となるドレッシーなルックスもまた魅力的です。 ケースサイド、リューズ側の上下に突き出たプッシャーはそれぞれ上がマンスリー、下がポインターデイトの送り機能を持っています。一般的なカレンダー送りプッシャーはケースから突起していないものが多数で、このようにクロノグラフを思わせる突起型というスタイルは極めてユニーク。 着用するベルトは、当店オリジナルの〈アノニム〉。しなやかでナチュラルな天然ヌメ革の魅力を生かし、使い込むことで深まるエイジングが楽しめます。 » "anonym" LEATHER BELT (NUME / NATURAL)