右に分積算針、左に永久秒針のサブダイヤルを備え、外周部にはタキメーターおよびテレメーターを搭載した、質実剛健なフォルムのクロノグラフ。それだけに赤銅色のカッパーダイヤルが柔らかに映えます。さらに力強くゴシックで描かれるアラビア数字インデックスに対して、優美なゴールドのリーフ針、クロノ針といった上品な意匠が効果的に用いられています。 こうした柔と剛が程よく調和した上品なルックスは、穏やかでありながら主張も忘れない不思議な存在感のある仕上がり。丸みのあるプッシャーは、主に1940年代までのクロノグラフにしか見られない特別なフォルム。またクラシカルなショートスタイルのラグもポイントです。 搭載するムーブメントは、1937年に登場したカム式クロノグラフの名機、キャリバー48。2時位置のプッシャーでスタート、4時位置のプッシャーでストップ/リセットという独特の操作方式が特徴で、キャリングアーム方式のダイナミックなギミックも魅力的なムーブメント。