1940年代の《ロンジン》によるミリタリーウォッチが入荷しています。 白文字盤に品のあるブルースチールの時分針という出で立ちが、どこか一般的なミリタリーウォッチのイメージとは異なる一本。こちらは当時イギリス空軍に配備された腕時計で、ロンジンの他にも《ルクルト》や《オメガ》といった高級メーカーによって”Mk.7A”のモデル名で製造されていたシリーズです。裏蓋に英国空軍省(Air Ministry)を示す”A.M.”の文字、そして空軍を意味するコード”6B”の刻印が見られます。 基本的な仕様は、真鍮製のボディにステンレススチールのベゼルと裏蓋で挟み込むスリーピースケース、白文字盤にブルースチールの時分針とセンターセコンド、アラビア全数字インデックス、といったところ。ブラックダイヤルに夜光、といった一般的な武骨なミリタリーウォッチのデザインとは一線を画す、ノーブルなデザインが何より魅力的です。足の長いラグや、大振りなリューズも特徴的。 ムーブメントには、ロンジンが誇るセンターセコンドの名機CAL.12.68Nを搭載。耐久性のある肉厚なブリッジ、穴石に配されるゴールドシャトンなど、ハイエンドな設計が見られる信頼性の高いムーブメント。