昨今高い評価を得ている〈ロンジン〉のトレ・タケ。そのアイコニックなステップベゼルのスタイルには、実は細かい差異があり、ディテールに微妙な違いを見いだすことができます。 こちらの個体は特に珍しいワイドなステップドベゼルを持ち、サイズも若干大きめ。裏蓋もステップ形状にデザインされており、そのサイズ感をはるかに凌駕する重厚感とオーラを放っています。ボリュームのあるリューズもポイント。 文字盤デザインもまた秀逸で、ロンジンのステップドケースモデルの中でも特に高い人気を誇る、ブレゲ数字インデックスとリーフハンドの組み合わせ。長い年月を経て生まれた文字盤の日焼けも、シルバーで描かれるブレゲ数字があたかも発光しているかような錯覚を抱かせる、奇跡的なエイジングを見せています。 ムーブメントはコンパクトで美しいオールドロンジンの傑作機、CAL.10Lを搭載。第二次世界大戦中の軍用時計にも採用され、その実力と完成度の高さは折り紙付き。耐震装置には高級ムーブメント御用達の耐震装置、受け石を爪で覆う特徴的なスタイルで知られる「ショックレジスト」を装備しています。 着用するベルトは、イタリアンレザーのひとつ「ドラーロ」を採用したadvintageオリジナル。ハリがありながらきめ細かい肌を持ち、使い込んでいくうちに艶が生まれ、美しいエイジングが楽しめるのが特徴です。